|
イシス・・・・・エジプトの国王オシリスの妻、妹。彼女の名は「座席」を意味する。
三日月を象徴するハトホル(牛)の角を
頭飾りをつけてよく描かれる。
エジプトの豊かな土地の象徴とされ、
子供の守護者、豊穣の女神。
魔法と医術の知識をもつ彼女は偉大なる
魔法使いとして崇拝された。
オシリスの弟セトは陰謀家たちとオシリスを
罠にはめ箱に閉じ込めナイルの水に投げ込んでしまう。
それを聞いたイシスは髪を切り喪服を来て
夫の遺体を探す旅に出る。
神はイシスに「箱は海を渡りフェニキアの
ビブロスに流れ着き木の根元に打ち寄せられている」
と告げる。
しかしその木は箱を囲んで成長しその大きさに感嘆した
ビブロスの王マラカンデルによって王宮の柱とされて
いた。そこでイシスはビブロスに赴き、王妃アスタルテの
侍女に取り入り王宮へ入り込む。
王妃に気に入られたイシスは生まれたばかりの王妃の
息子の乳母に任命された。
イシスはこの新生児に不死を与えるため自分の指だけを
吸わせて、夜になると死を取り払うため
神聖な清めの炎により子供を焦がした。
しかし不意に訪ねてきた王妃の驚きの叫びにより
呪文は破られてしまった。
イシスはビブロスに赴いた訳を話し王より柱を与えられた。
彼女は直ちに木を切り箱を取り出し、その上に
崩れ落ち大声で泣き叫んだ。 その声があまりに
大きかったので新生児は死んでしまった。
王は彼女に船を与え、エジプトに帰るよう言った。
イシスの嘆きの大きさはオシリスとの間に子供が
なかったため、セトの企みを打ち負かすための
王位継承者がいなかったためにあった。
イシスは魔法により鳶になって
オシリスの遺体の上にとまりその間に妊娠した。
エジプトに戻ったイシスはセトに見つからないよう
身を隠す。しかし夫の遺体の入った箱
を偶然セトに発見され
夫の遺体は14に切り裂かれ各地にばらまかれた。
イシスはまた忍耐強く遺体を捜し一つの部分が発見
されるたびに葬儀をして供養碑を建てた。
しかし発見したばらばらの遺体は実際には埋葬せず
遺体に高貴な油を塗って防腐処置の儀式をし
オシリスを永遠の生命に復元した。
オシリスの葬儀を行った彼女に対する名誉が高まり
それに嫉妬したセトは彼女を捕らえ投獄する。
しかしオシリスの大臣トトの助けにより逃げ出した
イシスは無事にホルスを出産した。
イシスは乞食をしながらホルスを育てた。
ある日外出から戻ってみるとホルスは毒蛇に
姿を変えたセトに噛まれ半死の状態だった。
イシスは周りの人間に助けを求めたが、
その毒からホルスを治す魔法の呪文を
しる者破棄は誰もいなかった。
そこでイシスは上級神に助けを求めた。彼女の願いは
「数百万年の船」に届き船はイシスの前に停まった。
船からトトが降り太陽神ラアの力をイシスが
使えると保証した。
太陽の船が停まった時、光りも停まりホルスが
治るまでこの闇は続くと言った。
それからトトはホルスの毒を払い清め、
ホルスが治るまでは、
太陽の船はとどまり、食料が切れ、神殿が
閉ざされ闇が支配し穀物も植物もなくなると告げた。
太陽神ラアの力は毒を征服し、イシスと人間たちは
大変喜んだ。トトはイシスと人間たちの世話をして、
地上に関するすべての責任を持つようホルスに伝えた。
ラアとオシリスの加護によりまたイシスの献身により
ホルスは人々から愛され尊敬される者となった。
トトは彼の成功をラアに報告し、
太陽の息子ホルスは救われたと告げた。
|